おもちゃをめぐる冒険

明日久しぶりに小さい甥と姪に会うので、おもちゃでも買うかとデパートに出かけた。仕事で海外に行くとぬいぐるみやらバスの模型やらを買って帰ったものだが、日本のおもちゃをあげるのは初めてだ。玩具売り場をまともに見るのは中学生以来である。

おもちゃがずらりと並ぶ中、ウルトラマンのコーナーには昔と変わらずウルトラ人形や怪獣がわんさとディスプレイされていた。意外と安価で家に飾りたくなるものもあった。
その傍に、怪しげな雰囲気をかもす棚を見つけた。なんだってまた「カネゴン」人形が…しかも高さ約30cmと長身、そして貯金箱である。カネゴンは伝説的特撮ドラマ「ウルトラQ」に登場する怪獣であるが、その頃生まれていない私が知っているのだから多分有名な怪獣なのだろう。
コインを食べないと死んでしまう怪獣だから貯金箱なのだと思うが、この人形はただ貯金するだけではないのだ。コインを自動に認識、残高を表示し、話すことができ時計もついている。価格は6,000円超えで大人向き。はじめ「誰が買うんだ?」と問うた自分が買いそうになっていたが、部屋にあまりになじめないとあきらめた。客からの薄い反応にもめげず、堂々と立っているカネゴンに元気づけられたような気がした。

姪にはぬいぐるみと決めていた。ぬいぐるみならいくつあってもいろんなごっこ遊びができる。トトロにアンパンマンとつわもの揃いだったが、最終的にはキティを選んだ。最近の携帯CMでキティが電話しながら歩いているアニメがあったが、私はそれでキティの愛らしさを知ったのだ。丸っこくてかわいい。ちょっと首をかたむけていると、なお。男の気持ちが分かる。

甥が難しかった。年齢的にふさわしいものが分からなかったし、もしすでに持っているのとダブってしまったら、嫌いなキャラだったら、と不安要素がたくさんあった。それに電池を必要とするものはどうしても買いたくなかった。
迷う中で、いちおう機関車トーマスコーナーも見た。私にとって機関車トーマスは間違いなくホラーであり、クレヨンしんちゃんよりよっぽどヤバい絵だろうと思っていたので、なぜウケるのか解せなかった。だが今回トーマス商品を見たところ、木製の車両模型はなかなかいい出来と分かり、中でも深緑の「エミリー」は美しかった。手で車は動かせると店員に確認し、なんと購入した。
以前のトーマスへの嫌悪感や恐怖を思うと信じられなかったが、憎しみが愛に転じたのだろうか。一般のトーマスはあいかわらず気色悪いと思うのだが。

玩具売り場で1時間以上も考えこんで購入したせいか、小さな達成感があった。自分が素敵と思ったものを結局購入したのだが、そういう選び方が一番後悔が少ないかもしれない。いろいろ発見があったし、また売り場に行ってみたい。
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2007/12/07(金) 01:38:04 | URL | みんな の プロフィール #-[ 編集]

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☆尊敬する人物:広末アイドル絶頂期に「マジで屁が出る5秒前」を歌った嘉門達夫
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☆大事な本:ドイツ鎮魂歌、アステリオーンの家(ボルヘス)、ハドリアヌス帝の回想(ユルスナール)、近代能楽集(三島由紀夫)、黒い時計の旅、Xのアーチ(エリクソン)、ムーミン谷の冬(ヤンソン)、ユルスナールの靴、ヴェネツィアの宿(須賀敦子)、怪物(アゴタ・クリストフ)
☆よく聴く音楽:クラシック、ジャズ、アルゼンチンタンゴ、R&B(70年代)
☆印象深い映画:春夏秋冬そして春(2002韓国=ドイツ)、ムッシュ・カステラの恋(2002フランス)、オアシス(2002 韓国)
☆好きな言葉(というか惹かれる音):ビビデバビデブー、ボボ・ブラジル、マントヒヒ

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