たいやきソウル
感じたことを感じたままに、文学・映画・音楽を中心に書いていきます。
神保町の午後
私はカフェに行くのが好きである。そこでカフェラテかカフェオレを注文し、本を読んだり何か書いたりしている。
昨日は神保町に行ったのだが、神保町といえばカフェ!と思いつき、冷たい雨の中なか老舗らしい喫茶店を探し、私は「さぼうる」という店にたどり着いた。
その店は山小屋のような外観で、入り口にはなぜか赤電話がぽつんと置かれている。店内はぼんやりと赤い灯につつまれており、私は中二階の席に通された。中二階や半地下のある店って昭和っぽい。昔の青春ドラマでよく見たような感じだ。客はカップルや老婦人、学生など。有名店なのか客は次々と入ってくる。
私はカフェオレを注文し、薄暗い照明の下で手紙を書いていた。しばらくすると厚手でベージュのカップと、ピーナツの入った小皿が運ばれてきた。ピーナツは店のサービスである。カフェオレは中途半端な味で、しっかり熱くはなく、某コーヒーチェーンのそれの方がよほど旨いと思った。作り方は昔からあまり変えていないのだろう。
何となく落ち着かず筆もあまり進まないので、私はさっきまで参加していた、ケルアック『オン・ザ・ロード』刊行記念のトークショーを思い出していた。ケルアックに興味があったわけではないのだが、青山南という有名な翻訳家が出るというので出かけたのだった。
作家について何も知らずに行くのはもったいないので、前日に本屋で少しだけ読んでみた。…あまり面白くない。ビートニク作家のキャンペーンらしきものが行われていて、ブコウスキーがケルアックの隣に並んでいた。ブコウスキーはとても好きだけれど、この作家はどうもしっくりこなかった。少し読んだくらいで決め付けるのもどうかと思い、翌日のトークショーに期待をかけた。
トークショーはゆるい雰囲気で、話者からはあまり熱も感じられず、私は睡魔に襲われることがしばしばだった。ケルアックについて印象に残る話も大してなく、残念に思った。しかし、ある作家を面白いと思うかどうかはタイミングということもあるので、もしかするとこれから先好きになることがあるかもしれない。誰かが言っていた“好きになる技術”というものを、私はほしい。いろいろ好きになれたら、生きていて楽しいのではないかな。
昨日は神保町に行ったのだが、神保町といえばカフェ!と思いつき、冷たい雨の中なか老舗らしい喫茶店を探し、私は「さぼうる」という店にたどり着いた。
その店は山小屋のような外観で、入り口にはなぜか赤電話がぽつんと置かれている。店内はぼんやりと赤い灯につつまれており、私は中二階の席に通された。中二階や半地下のある店って昭和っぽい。昔の青春ドラマでよく見たような感じだ。客はカップルや老婦人、学生など。有名店なのか客は次々と入ってくる。
私はカフェオレを注文し、薄暗い照明の下で手紙を書いていた。しばらくすると厚手でベージュのカップと、ピーナツの入った小皿が運ばれてきた。ピーナツは店のサービスである。カフェオレは中途半端な味で、しっかり熱くはなく、某コーヒーチェーンのそれの方がよほど旨いと思った。作り方は昔からあまり変えていないのだろう。
何となく落ち着かず筆もあまり進まないので、私はさっきまで参加していた、ケルアック『オン・ザ・ロード』刊行記念のトークショーを思い出していた。ケルアックに興味があったわけではないのだが、青山南という有名な翻訳家が出るというので出かけたのだった。
作家について何も知らずに行くのはもったいないので、前日に本屋で少しだけ読んでみた。…あまり面白くない。ビートニク作家のキャンペーンらしきものが行われていて、ブコウスキーがケルアックの隣に並んでいた。ブコウスキーはとても好きだけれど、この作家はどうもしっくりこなかった。少し読んだくらいで決め付けるのもどうかと思い、翌日のトークショーに期待をかけた。
トークショーはゆるい雰囲気で、話者からはあまり熱も感じられず、私は睡魔に襲われることがしばしばだった。ケルアックについて印象に残る話も大してなく、残念に思った。しかし、ある作家を面白いと思うかどうかはタイミングということもあるので、もしかするとこれから先好きになることがあるかもしれない。誰かが言っていた“好きになる技術”というものを、私はほしい。いろいろ好きになれたら、生きていて楽しいのではないかな。
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