たいやきソウル
感じたことを感じたままに、文学・映画・音楽を中心に書いていきます。
アップルパイの怪
私が店で素通りできない食べ物のひとつに、アップルパイがある。パン屋のそれは時にパイ生地がカサカサしており、いかにも欧州的な乾きを感じて好きでないのだが、ごくまれに私好みのものにめぐり合う。今、それは某コンビニでオリジナル商品として発売中である。
以前、そのパイを短い間に何度も食べ、いい加減食べ飽きてこの先1年は要らない、と思っていた矢先、その事件は起きた。
いつものように牛乳を買いにコンビニに出かけると、いつものようにアップルパイはそこにあった。が、以前とはわずかに姿が異なっていた。「さらにおいしくなりました」とシールが貼ってあったのだ。どこがどう違うんだ、とパイに聞いてみたが返事はない。りんご増量とかいう具体的な表示はなく、おいしくなったと言うだけ。どうも胡散臭い。店員に聞こうかとも思ったが、黒豆並みに気の小さい私に実際聞けるはずもない。かれこれ10分ほど立ちすくみ、ついに決心してパイを購入した。頭の中では、私ってバカかもしれんとこだま。
そしてさっそく家で食べてみた。案の定、同じじゃねーか。小さなシール一枚だけで購買意欲を刺激するコンビニ側のずるさに軽い怒りを覚えたが、同時に消費者心理をうまくついてると感心し、何よりその幼稚な商戦にまんまと乗ってしまった自分に、唯々ためいき。でもうまかった。
以前、そのパイを短い間に何度も食べ、いい加減食べ飽きてこの先1年は要らない、と思っていた矢先、その事件は起きた。
いつものように牛乳を買いにコンビニに出かけると、いつものようにアップルパイはそこにあった。が、以前とはわずかに姿が異なっていた。「さらにおいしくなりました」とシールが貼ってあったのだ。どこがどう違うんだ、とパイに聞いてみたが返事はない。りんご増量とかいう具体的な表示はなく、おいしくなったと言うだけ。どうも胡散臭い。店員に聞こうかとも思ったが、黒豆並みに気の小さい私に実際聞けるはずもない。かれこれ10分ほど立ちすくみ、ついに決心してパイを購入した。頭の中では、私ってバカかもしれんとこだま。
そしてさっそく家で食べてみた。案の定、同じじゃねーか。小さなシール一枚だけで購買意欲を刺激するコンビニ側のずるさに軽い怒りを覚えたが、同時に消費者心理をうまくついてると感心し、何よりその幼稚な商戦にまんまと乗ってしまった自分に、唯々ためいき。でもうまかった。
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